プロフィール
お名前:巻田 実 さん(87)
住まい:東沢地区飯坂
お名前:巻田 実 さん(87)
住まい:東沢地区飯坂
(2017.07.18インタビュー)
農民具をコレクションされているとお伺いしました。
約20年ほど前から集めはじめました。うちは元々は農家で、小さい頃から農業を手伝っていて。その頃から使っていた道具を並べたり、お店で珍しいものを見つけたら買って並べたり。愛媛県から取り寄せたものもありますよ。
今では見かけないような道具がたくさんありますね。
今は、機械化が進んで、本当に便利になりましたから。馬は車になり、藁や木で手作業で作っていたものも、お店で買えばそろってしまいますからね。だけど、手作りには手作りの良さがやはりあって。かんじきなんかは、プラスチック製のものよりも丈夫だったり、使いやすかったりするんです。
昔は、14、5歳の子供でも、70㎏近い重さの米俵を持ち上げて働きました。作物の育たない冬の間は藁細工や木工等をして道具を作り、納豆も自分たちでこしらえたり、とにかく自分たちでできるものは何でもやっていましたね。そういう時代でした。
農機具のエンジンについても詳しいとお聞きしました。
東京で行われた、エンジンの講習会に参加したことがあります。参加証明の賞状もいただきました。 エンジンも、時代に合わせて形を変えていて、面白いんですよ。
昔のものだと、芋を入れてふかすことのできるものもあります。農作業の休憩の時間に、そのふかした芋を食べたりしたんですよ。
このコレクションは普段、公開等はしているんですか?
たまに、「売って欲しい」といらっしゃる方もいますが、基本的に販売はしていません。「見せて欲しい」という方にはお見せしているので、お声がけください。
詳しくお話いただき、とても勉強になりました。ありがとうございました!
インタビュー:川西町地域おこし協力隊/大坪・窪村・齋藤・柚木