東沢の紹介
川西町の西南部・なだらかな里山のふもとに東沢があります。
昭和30年に1町5カ村が合併し、川西町が誕生。合併以前は玉庭村の一部でした。
平成に入り、住民と行政が相互に補完し合う住民参加による「協働のまちづくり」が進められるようになると、川西町でもまちづくり基本条例を平成16年に施行。
東沢でも「地区計画」を平成18年に策定し、地域の活性化を目指して活動を行ってきました。
現在では、その取り組みが全国的な各種コンクールに入賞するなど、高い評価を得ています。
地区計画
東沢の統計情報
[人口] |
総人口:575人 世代別人口 |
[面積] |
地区面積:22.65㎢(川西町の13.6%) 水田面積:2.949㎢ ≒ 295.0ha 土地利用別作付け状況(H25年) ー水稲:189.9ha / 64.4% ーそば:47.0ha / 15.9% ー牧草:32.4ha / 11.0% 飼料作物 ー野菜:5.1ha / 1.7% ー大豆:2.4ha / 0.8% ーその他:18.2ha / 6.2% (計295.0ha / 100%) |
[標高] |
220m~525m *参考:平成27年度国勢調査/東沢夢里MAP/川西町主要統計 |
地区計画は、町行政と東沢地区が目標を共有し、協働して地域づくりを進めていくための指針です。
地域の具体的な将来像を検討し、さまざまな地域づくり活動を実施していくために、平成9年度に「東沢地域整備計画」
(現・東沢地区計画の前身)を策定しました。
その後、川西町の総合計画とも呼応しながら、平成18年度には協働のまちづくり東沢地区計画の第1期が、平成23年度には同第2期が策定され、住民参加による「協働のまちづくり」が進められています。
東沢地区計画の5つの目標
1.交流と人材育成
2.農業振興と所得の拡大
3.地域資源の活用と観光化
4.安全・安心な暮らし
5.新たな夢の里構想
活動1 地域づくりのマネージャー
協働のまちづくり推進会議
区計画を進める為に、地域住民の参加と施策を総合的に調整する役割を「東沢地区協働のまちづくり推進会議」が担っています。
この組織は、地区計画の進捗管理、意見交換、行政への提言などを行っています。
また、協働のまちづくり推進会議では指定管理者として
東沢地区交流センター・東沢活性化センターを運営しています。
活動2 山村留学
みちのく東沢やんちゃ留学
東沢では、平成3年から「みちのく東沢やんちゃ留学」と名付けた山村留学を行っています。
始めたきっかけは少子化が顕在化したことでした。
先進地の視察など3年間の準備期間を経て、実施主体の東沢山村留学協力会を設立し、夏休みに4泊5日の短期留学と1学期以上1年以内の長期留学を行っていました。
東沢小学校の閉校に伴い、平成30年度からは東沢地区山村留学協力会により、小松小学校とも連携をしながら、夏休みに3泊4日の短期留学のみを行っています。
みちのく東沢やんちゃ留学には以下のような特徴があります。
1.地域限定で留学生を募集
留学生の募集は双方向の交流を目指し、東京都町田市に限定しています。
2.短期留学経験者から長期留学生に
短期留学を経験しないと長期留学に応募できません。
3.最長でも1年間
長期留学生は最長1年としています。
4.里親は手挙げ方式
ホームスティ先の里親を決める時は手挙げ方式としています。
事故、けが、病気の最終責任は子どもの保護者が負うという契約
書を交わしています。
5.運営は地域主導で
やんちゃ留学は行政・小学校と連携しながらも地域主体で行っています。
2.3.4.は現在実施していません。
(平成30年度 現在)
短期留学生700人超、長期留学生44人
活動3 地域のシンクタンク
東沢夢里創造研究所
平成18年より東沢の生産企画、販売計画を総合プロ
デュースするシンクタンクとして、米をはじめとする農産物、加工品のブランド化、企画販売、インターネットの管理等を行っています。
メンバーは東沢地区内外の約10名で、それぞれ情報対策班、ヤング班、地域対策班として活動しています。
漬け物の製造を行う東沢夢工房などが夢里創造研究所の活動を通して設立されるなど、さまざまな成果をあげています。
活動4 コミュニティスクール
東沢小学校
人の心がわかる心をもつ子ども~みんなが笑顔になる学校~
東沢小学校は、明治35年に現在地に校舎を建設。
「人の心がわかる心をもつ子ども~みんなが笑顔になる学校~」を目標に、地域の皆さんに支えられながら、学校と地域が一体となって学校運営を行ってきました。
平成25年度には、文部科学省と川西町教育委員会から「コミュニティ・スクール」の指定を受け、「地域とともにある学校づくり」に取り組んでいました。
学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、児童の健やかな成長を応援するため、地域・保護者代表や学識経験者、小学校職員等の委員で構成される「学校運営協議会」、地域や保護者の代表が一定の権限と責任を持って学校の運営に参画していました。
平成29年度3月24日に東沢小学校閉校記念式典が行われ、閉校を惜しまれながらも114年の歴史に幕を下ろしました。
また、毎年町田市から訪れる山村留学生を受け入れていた、東沢地区の山村留学制度「やんちゃ留学」は、東沢地区山村留学協力会が引き続き活動しています。
(平成30年度 現在)
○参考URL 川西町立東沢小学校 ※閉校により、現在HPは閉鎖されました。
文部科学省「コミュニティ・スクールについて」
東沢スマイルクラブ
東沢スマイルクラブは「地域の子どもは地域で育てよう」を合い言葉に、年10回程度行われる子ども向けの事業です。
週休2日制が導入されたのをきっかけに平成14年度から始まり、東沢の様々な組織が順番にワークショップやイベントの企画・運営を持ち回りで担当していました。
内容は魚釣り、ユニホッケー、グランドゴルフ、しめ飾り作り、料理教室など様々。
東沢の子どもと大人が一緒に過ごす大切な機会となっていました。
東沢小学校の閉校に伴い、スマイルクラブの活動は終了しました。(平成30年度 現在)
参加組織
・東沢小学校 ・PTA ・更正保護女性会
・東沢グラウンドゴルフ愛好会
・東沢地区交流センター ・東沢ボランティア会
・スポーツ推進委員会 ・東沢老人クラブ連合会
・夢里創造研究所ヤング班 ・JA農協青年部